筋トレが習慣化するか?しないか?の瀬戸際を常にさまよっている林田です。最近はYoutubeでいくらでもエクササイズ動画があるので助かります。
さて本日はヴィンテージウォッチの世界における”リダン”についてのお話です。結構大事な話です。
”リダン”
って何ぞや?という話だと思いますが”リダン”は”re-done”であり「再びする」「やり直す」等の意味があり、ヴィンテージウォッチにおいては
「文字盤を新しくする、綺麗にする」
ことを指します。
このリダンについては賛否評論があります。
賛成:文字盤が綺麗になるから良い
反対:当時のものではなくなってしまうので価値(骨董的価値)が下がってしまう
という感じだと思います。
今回ご紹介させていただいているCraftsman Watch Japanのヴィンテージは1970年代前後のもので、当然古いものになります。デッドストックなんかも探せばあるにはあるでしょうが、数も少なくあっても高額。デッドではない通常のヴィンテージの現存する物の文字盤の多くはヤケ等の劣化が進んでおります。
中のムーブメントやケース等は元気なのに、文字盤が汚いために使われない時計を復活させるための工程がこの”リダン”というわけです。新たにヴィンテージウォッチに命を吹き込む作業とも言えます。そう考えるととても素敵だと思いませんか?
革靴の世界も同じですよね。どんなに高価だったりヴィンテージだったりしてもひび割れがひどかったりソールが減りすぎていたら履けません。チャールズパッチやオールソールを行いまた履けるようにします。良いものをメンテナンスして長く愛用する、ということは正しい行動であり紳士的です。まさにSDGsです。
こちらがリダン前の状態。
そしてこちらがリダン後。
見違えるように綺麗になっているのが分かりますね。
Craftsman Watch Japanの内村氏からお聞きした話ですが、
リダンが上手い職人さんというのは世界的に見てもかなり少ないのだそうです。
内村氏自身が納得するリダンを求めて、国内外問わず様々なリダン職人にリダンをお願いし、その仕上がりに納得できない事が多々あったそうです。
そしてようやくお客様からの紹介で心から納得できるリダン職人さんとの出会いがありCraftsman Watch Japanはスタートしています。
コンディションが良いヴィンテージを徹底的に探す一方で圧倒的な技術のリダンを求めてきた内村氏だからこそたどり着いた形だと話を聞いて思いました。
ところでこういった職人の問題はやはり「高齢化」。
技術の高いリダンもどこかで途絶えてしまうかもしれません。
そう考えるとオリジナルのヴィンテージに匹敵するくらいリダンヴィンテージの価値も高まってくるかもしれません。
Craftsman Watch Japan/ARTISAN WATCHでしてか味わえない価値を来たる24日からのポップアップイベントで是非感じていただきたいです。
リダン前(内村氏によるとコチラのリダン前のものも以前どこかでリダンされたものかもしれないということです)
リダン後。リダンは文字盤の表面のみを再生するもので写真のバー等は当時のパーツを再利用します)
今後もこちらのPOP UPに関する情報をUPして参ります。お問い合わせ等はDMにてお願いいたします。
Craftsman Watch Japan/ARTISAN WATCH POP UP EVENT
日時:10/24~11/3(24、25はCWJの内村氏が在店)
時間:12時〜20時(THE LOUNGE by Brift Hの営業時間、営業日に準じて開催いたします)
場所:THE LOUNGE by Brift H店内
取り扱いブランド:ロードマーベル36000・KING SEIKO・GRAND SEIKO・OMEGA(レディースのみ)
価格
ロードマーベル36000:72,000円+税
KING SEIKO:103,000円+税
GRAND SEIKO:156,000円〜+税
OMEGA:60,000円+税
過去記事も是非ご覧ください。
【イベントのお知らせ】青山本店でも行われたイベントが札幌でも!
【POP UP】ロードマーベル36000
THE LOUNGE by Brift H 林田
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