THE LOUNGE by Brift Hの林田です。
3月のスケジュールをそろそろ考えなければいけないなと思っておりますが、3月15日から10日間ほど技術研修も兼ねて青山の本店にて勤務する予定です。北海道のお客様により満足してもらえるようしっかり学んできます!
話は変わって、よくご依頼いただく補修の中に
クレーター補修
というものがあります。
クレーターとは、雨などによって革が濡れてしまうことによって起こる革表面のボコボコやブツブツした浮き上がりのことを指します。
北海道の冬は常に雪との戦いです。靴についた雪が水に変わって濡れたり、とけた雪が水溜りになっていたりシャーベット状になっていたりと革靴にとってはあまり良い環境ではありません。
こちらがクレーターができている靴の様子です。トゥの部分がボコボコっと浮きでているのがわかると思います。
原因は水に濡れることももちろんなのですが、それ以外にも色々と要因はあるのかなと思っています。例えば、、
・レザーソールは雨を吸いやすい
・手入れをしていないせいで、乾燥しきった革に水分が入ることでクレーターが起こりやすい
・濡れた靴を脱いだ後も水滴がついたままにしている
・製法による耐水性の問題
などの要因です。これらの要因を一つずつ潰していくとクレーターも起きにくくなるとは思います。ただし革によってはもはや「クレーター癖」がついてしまっている革もあるのかな、と考えられます。そんな靴は割り切って晴れの日用にした方が良いかと思います。
当店で補修は可能なのですが、何よりも起こらないようにするのが大事かと思います。
賛否両論あるかもしれませんが、レザーソールの靴を冬でも履きたい場合はラバーを貼った方が良いと思います。大切な靴を長持ちさせるためです(あくまでも個人的意見です^_^)。←今回言いたかったことはココです。
また、比較的カジュアルな革靴の場合はワックスではなく防水スプレーをしっかりかける方が安心かもしれません。
お困りの方は是非当店までお持ち込みください!ご相談は電話やメールなどで対応しておりますので、お気軽にお願いいたします!^_^
After(ワックスは乗っていません。靴クリームのみしっかりと入れた状態です)。再発しませんように。。
クレーター補修(磨き込み)¥8500(税抜き)
LOUNGE 林田
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