磨いてもらうほどの靴は持っていない

THE LOUNGE by Brift Hの林田です。今日も20時まで営業しております!

3月の東京での100足磨き研修から早3ヶ月、先日のイベントも好評で少しずつではありますが、札幌に馴染みかけてきている今日この頃。

インスタグラムのフォロワーも順調に増えておりますが、どんな方がフォローしてくれているのか調べると「本当に靴磨きに興味あるのか?」と疑いたくなるようなアカウントも多いです。。。ここで言っても仕方のないことですが、興味のある方のみフォローをお願いしたいものです。興味を持っていただいてフォローしてくださっている方は本当にありがとうございます!^^

 

今日はふと思ったことを記事にしてみようと思います。

タイトルの件ですが、

当店に来たことがない、または人に靴を磨いてもらったことがない方と話す時に、私が今お仕事で靴を磨いていることを話すと

「磨いてもらうほどの靴は持っていない」

とおっしゃる方が一定数います。これは靴磨き職人あるあるかな、と思います。

「いくら(価格)ぐらい以上の靴なら磨いてもらえるんですか」

「いくらぐらい以上の靴から磨いてもらった方がいいんですか」

こんなのも多いです。

このような質問にはいつもちょっと困るのですが、結論としては

革靴ならどんな靴でも磨いてもらう対象になる

だと私は思います。

私は靴を定期的にしっかりと手入れして履くことは人生を豊かにすると考えています。磨いた靴を履いて玄関を出ると気分がとても良いことを知っています。オンの日であれば「今日も一日頑張るぞ」とモチベーションが上がり、オフの日であれば「今日は素敵な一日になりそう」とウキウキワクワクしながら過ごすことができます。

そしてお店でも磨いた靴をお渡しする時やカウンター磨きで磨いた後など、お客様はいつも笑顔で喜んでくださいます。

靴を磨いてもらうことってとっても嬉しいこと

なのだと思います。

ではこれは高い革靴だからそうなるのでしょうか?ちょっとイメージしてみていただきたいです。

、、、、、、

、、、、、、

、、、別に高い革靴じゃなくても自分の気に入っている革靴なら磨いてもらって綺麗になったら嬉しいですよね??

つまり

「磨いてもらうほどの靴は持っていない」

のではなく、

「俺(私)は磨きに金をかけるほどの靴を持っていない」と自分が思っているだけで、磨いてもらった方が良い靴は多くの方がお持ちなのだと思います。

クリーニングに出した方がいい服を多くの方がお持ちなのと同じではないでしょうか。別にジャケットやコートも強引に洗濯機に突っ込んで洗おうと思えば洗えますが、型崩れに繋がったり、生地を痛めたりするからクリーニングに出すと思います。靴磨きやシューケア全般もそれと同じだと私は考えます。

晴れの日も雨の日もあなたを支えてくれる革靴に対する敬意を払って、とまで言うと大げさかもしれませんが、たまに靴に対してのプレゼントも良いと思います。

このような考え方は一部のお金持ちの考え方ではなく、革靴を持っている全ての方が対象ではないでしょうか。

私は靴をお持ち込み頂けたらその一足一足に対して全力で向き合い綺麗にします。

共感してくれる人がいてくれたら嬉しいです。

磨かれるのを待っている靴達、、

 

LOUNGE 林田

たまにはこんな記事もいいですかね、、、?

2 件のコメント

  1. s

    しばしば靴磨きを服のクリーニングに例えられがちですが私はちょっと違うかなと思っています。
    ジャケットやコートを自宅の洗濯機で洗うと確実に型崩れして見た目が悪くなります。クリーニング屋に出すしか選択肢はありません。しかし、靴を自分で磨いても型崩れはしません。見た目も余程のことがない限り良くなります。
    自分の靴は自分で磨くものだと思っています。
    ちょっと考えてみたのですが、靴磨き屋さんをあえて例えるなら街の中華料理屋さんかなと思います。
    炒飯や麻婆豆腐、中華丼、ラーメン。店に行きさえすれば美味しいものが食べられます。一方、市販の材料で誰でも自宅である程度美味しく作れます。中にはプロ並みの腕前を自分とその周りの人の為に作ることができる人もいる。

    • hayashida

      s様
      コメントいただきましてありがとうございます。THE LOUNGE by Brift Hの林田と申します。
      ご指摘ありがとうございます。おっしゃる通り飲食店に例えると分かりやすいですね。
      今後も当ブログ、見ていただけますと嬉しいです。よろしくお願いいたします。

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