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革靴の普段のお手入れ 続き

- 靴磨き

THE LOUNGE by Brift Hの林田です。

本日は午前中から出張靴磨きでお店を空けており、夕方ごろ戻りました。ご来店のお客様には不在でご迷惑をおかけいたしました。一人で運営しておりますので何卒ご了承いただけますと幸いでございます!

さて、普段の革靴のお手入れについて、続きを書くといっておきながら書くのが遅くなってしまいました^^;

「続きがあるならそれを読んでからでないと手入れができんやないかい」

と、お思いの方、申し訳ありません。今から書きます。

前回のブログ

の手順③についてです。

馬毛ブラシでブラッシングとありますが、綺麗に鏡面仕上げしてある靴にこれをやるとどうなるでしょうか。

↑試しにこちらの靴を馬毛ブラシでブラッシングしてみると、、、

そうです。こんな感じで鏡面部分にブラッシングの跡がついてしまいます。

帰宅後のホコリ落としに馬毛ブラシでブラッシングをするとせっかくの鏡面部分が曇る結果に、、、これはどうしたもんでしょうか。

解決策としては

馬毛ブラッシングの後にネル生地と水で磨く

という方法があります。馬毛ブラッシングした後の状態からネル生地を巻いて水のみで磨いた跡がコチラ↓

結構キレイになるもんですね!

ただ、、

普段のお手入れとしては若干面倒くさくないですか?そう思うのは私だけでしょうか。。。

そこでもう一つの解決策として

そもそも馬毛ブラシではなく、山羊毛ブラシでブラッシングする

という裏技?があります。

3枚目の写真の綺麗な状態から山羊毛ブラシでブラッシングした後がコチラ↓

2枚目の馬毛ブラッシング後よりは全然綺麗ですね!

帰宅後のブラッシングの目的は主にホコリ、チリなどのアッパーに付着したゴミを払うことですので、山羊毛ブラシでちゃんと払えるのかという疑問は残りますが、あまりハードに履いた日でなければ明らかに目で見えるホコリなどは息でフッと吹いてその後山羊毛ブラッシングというのも手間がなくて良いのではないでしょうか。

デイリーケアとしての山羊毛ブラシ。通(ツウ)だと思います!

鏡面仕上げでない靴の場合は馬毛ブラシでもちろんOKです。

以上、「革靴の普段のお手入れ」でした!

 

明日、明後日の水木はいつも通りLOUNGEは定休日となります。

金曜日以降のご来店をお待ちしております。

と、言いたいところでしたが!

今週末の土日は

コチラの札幌三越での出張靴磨きイベントが控えております!

是非こちらにもご来場いただけますと嬉しいです!

それでは!

LOUNGE 林田

久々の靴磨きワークショップを開催いたします!(※追記 定員に達しました)

- お知らせ

THE LOUNGE by Brift Hの林田です。

昨日のブログの続きも大事なことではあるのですが、今日は昨日の夜にインスタグラムで情報公開した久々の靴磨きワークショップのお知らせです。

開催日:7/28(日)
時間:14時から2時間程度
場所:当店店内
料金:3,500円(税別)
持ち物:磨きたい革靴(白以外)
定員:6名

昨年の10月からLOUNGEを担当してから時期がきたらワークショップを再開しようと考えておりまして、ようやく開催の運びとなりました!今後は定期的に開催していこうと考えておりますので、是非是非参加をご検討ください!

と、言っても今朝の時点で結構お問い合わせいただいておりますので、ご検討はお早めに!内容などが気になる場合はご連絡ください!遠慮している暇はないかもしれません〜><さっそくの反応があり私としても嬉しい限りで、どのような会にしようか今からワクワクニヤニヤしております。

靴磨き好き達の巣窟とするべく、このLOUNGEのワークショップ楽しんでもらえるようしっかり準備しますのでお楽しみに!!

それでは三連休最終日の本日もLOUNGEをよろしくお願いいたします!いつも通り20時までの営業となります。

(お知らせ)
明日16日(火)は訪問磨きの予約が入っているため、夕方頃までLOUNGE不在となります。ご用の方は来店前に一度お電話いただけますとありがたいです。よろしくお願いいたします。

LOUNGE 林田

※2019/7/15 17時追記
おかげさまで定員に達しました。検討中だった方申し訳ありません!また来月以降も定期的に開催していこうと思っておりますので、今後またよろしくお願いいたします。

革靴の普段のお手入れ

- 靴磨き

THE LOUNGE by Brift Hの林田です。

昨日ワックスについての記事を書きましたが、他にもワックスについて色々と書きたいことや突き詰めないといけないと感じたことなど出てきました。またそのうちまとまったら書きたいと思います。

やはり磨き屋のブログですので、読者様が知りたい情報をしっかりとお届けできればなと考えております。

というわけで今日は「普段の革靴のお手入れ」について書きます。結構聞かれることが多い質問の中の一つです。私なりの解釈で解説させていただけたらと思います。

さっそく手順です。

  1. ①今日もよく頑張ったね、と自分と靴をねぎらいながら玄関を開け帰宅
  2. ②靴を脱ぐ(国内)
  3. ③全体を馬毛ブラシでブラッシングし、チリやほこりなどを落とす
  4. ④翌朝まで玄関に置いておき、靴の中の汗の水分を飛ばす
  5. ⑤翌朝シューツリーを入れ靴棚に保管(丸2日は履かないようにするべし)

まずこれが習慣づきましたらそれだけでも靴は長持ちします。①から⑤まで全て大事な行程ですので、是非ちゃんとできているかチェックされてください。

③のブラッシングですが、これは全体をザッ、ザッとほこりを払うようなイメージでブラッシングしてあげてください。
タッチは弱くも強くもない感じです。
コバの隙間や、ステッチ部分、タンの隙間などほこりがいかにもつまりそうなところを注意してやってみてください。

④、⑤に関してはすぐシューツリー入れた方がいいよという方もいれば私のような意見の方もいると思います。
正直どちらでも良いのではないかと思います。履いている時間やその時かいた汗の量などによっても変わってくるでしょうし。。
私は足裏が結構汗っかきですので、上記のような流れをオススメしています。なんとなく中の水分飛ばしてからの方が靴の中で水分がこもらなくていいかな、というニュアンスからです。
中2日開けたほうがいいというのはこれは必須です。
たまたまなのですが今日1日だけ開けた靴を履きましたら気持ち湿っています^^;はやり別の靴にすればよかった。。(後悔)
この梅雨の時期(北海道に梅雨はありませんが)はなんなら3日開けるのがベターかもしれません。

馬毛ブラシはデイリーケア用として一本玄関に置いておくのをオススメします。毎日使うものですのである程度良いものをチョイスするのが良いと思います。オススメはどこのブラシか、という質問に関しましては個別に対応させていただきますので、ご連絡ください^^

そして本当にたまたまなのですが、店頭在庫用として当店のオリジナルブラシが一本だけ入荷しております。もし気になる方、欲しい方はご来店、ご連絡をお願いいたします。

江戸屋×Brift H オリジナルブラシ(馬毛)¥10,000(税抜)

いや、ちょっとブラシの宣伝すると上の記事がぼやけますが、革靴のデイリーケア、本当に大事ですので是非やってみてくださいね!!^^

このデイリーケアの話には続きがあります。また明日にでも書きます!

今日はLOUNGEは18時までの営業ですのでお間違えのないようにお願いいたします。それでは!

LOUNGE 林田

ワックスの話

- 靴磨き

THE LOUNGE by Brift Hの林田です。

今LOUNGEで使っているノートパソコンがいわゆるMacbookってMacのノートパソコンなのですが、SDカードさすところはないし、USBさすところもないし、使いこなせないしでカッコよくてオシャレなだけのPCと化しています。まぁ、私が使いこなせていないところに原因があるのはわかっています。所有欲はかなり満たされます。所有欲。。。。これを満たすのは革靴loverの方もお気持ち分かってくださるはず!

さて、これから定期的に靴磨きネタをあれこれ初級的なことから割とマニアック的なことまでちょこちょこ書いていきたいと思います。

今日は

「ワックス」

についてです。

一言でワックスといっても最近ではいろんなメーカーが靴用のワックスを出されていてどれを買えばよいのか分からないというのが現状かと思います。

さて、ではどれを買えばよいのでしょうか?

それを考えるにあたって重要なのが

ワックスの固さ

ではないでしょうか。鏡面磨きをする際にワックスの固さが重要という話は聞いたことはありませんでしょうか。結構確かに重要なのです。

まず、鏡面磨きをする際に大事なベース作りですが、この時に使うワックスの固さがまず程よい固さが良いと思っています。

程よい固さ、、これは人によって使いやすい固さがあると思いますが、目安としてはサフィールのワックスを蓋開けて4〜5日放置して乾燥させて使うぐらいが使いやすいと思います。やったことない方はまずは試してガッテンです。

当店のオリジナル商品の「THE WAX」やサフィールのミラーグロス、ブートブラックのワックスなどは蓋開けてすぐに使ってオッケーかと思います。比較的最初から固めです。

そしてワックス自体の固さとは別に

粘り気

のようなものがワックスには感じられます。この粘り気がアッパーをしっかりととらえてくれたときにベース作りがうまくいきます。

あまりワックスがやわらかくサラサラだとなかなかベース層を作るのに時間がかかります。

個人的に粘り気強めかなと思うのは

THE WAXとキウイ

かなと思います。キウイは粘り気も感じられながら塗り伸ばしやすく初心者向けです。THE WAXはキウイより塗り伸ばしにくさがあります。ちょっと力強めで塗り伸ばすとよいですが、ちょっとコツというか練習が必要です。ただ艶出しに非常に向いているワックスですので、使い方詳しく知りたい方は是非ご来店ください^^

サフィールのワックス。程よく育ってきており今ちょうど良い固さの一歩手前といったところです。

THE WAX。これは固い部分があるため、上の柔らかいサフィールのワックスとミックスして使ったりしています。

さて話を戻しますと結局どれば買えばよいのかという話ですが、

これは私個人の見解ですが、最初にオススメなのはキウイか、サフィールをちょっと蓋開けて乾かしたもの、だと思います。それに慣れてきたら当店自慢のTHE WAXをお買い求めいただくのがよいかと思います^^(これは私林田の今の個人的意見ですのでBrift H全体の見解とは異なるかと思いますのでその点はご了承ください)

もっと詳しく聞きたいという方は是非お問い合わせください。また靴磨きについてこういうことが気になる、とかこんなネタを書いて欲しいなどありましたらご意見くださると嬉しいです。

それでは!

LOUNGE 林田